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内装における塗装工事の単価表がわかる費用相場と部位別料金一覧2025年最新版

内装における塗装工事の単価表がわかる費用相場と部位別料金一覧2025年最新版

「内装塗装って、どれぐらい費用がかかるの?」と不安に思ったことはありませんか。見積もりを取ってみると、業者ごとに提示される金額が違いすぎて、「何を信じて良いのかわからない…」と感じる方も多いはずです。

実際、室内の壁や天井の塗装単価は【1㎡あたり1,200円~2,400円】、木部は【1mあたり1,000円前後】と、塗装箇所や材料によって大きく幅があります。「ジプトーン天井の塗装は割高」「パテ処理が必要な場合は900円~/㎡」など、現場ごとの条件で料金が変動するのも事実です。

しかし「知らずに依頼すると、想定外の追加費用が発生する」のが内装塗装の落とし穴。余計な出費を避けるためには、最新の相場や単価の根拠をきちんと知っておくことが重要です。

このページでは、2025年最新版の単価表や実際の費用事例、計算方法、注意点までを徹底解説。専門家によるデータと現場からの生の情報を交え、「本当に納得できる価格で後悔しない」内装塗装工事のすべてをお伝えします。

「無駄な出費や失敗を防ぎたい」と思った方は、ぜひ最後まで読み進めてください。どんな疑問も、ここで解消できます。

内装塗装工事とは?基礎知識と全体の流れ

内装塗装の目的と施工範囲

内装塗装は、室内の壁・天井・木部(窓枠や建具など)を対象に、快適な居住空間や商業空間を作る目的で行う工事です。主な役割は、美観の維持、汚れ・カビ防止、調湿・耐久性の向上などです。

新築だけでなくリフォーム時にも幅広く活用され、オフィス、店舗、マンション、賃貸住宅でも施工実績が豊富です。クロス貼り替えと異なり、塗膜独自の質感や色の自由度の高さが特徴となっています。

塗装の範囲には、壁面だけでなく、天井、梁、巾木、建具、窓枠なども含まれます。下地状態に応じた適切な処理と塗料選択が長持ちする空間作りのポイントになります。

内装塗装のメリット・デメリット

メリット

  • 色や質感を自由に選べる
  • 継ぎ目がなく、すっきりとした仕上がり
  • 補修や部分的な再塗装が容易
  • 防カビ・防臭・抗菌など機能性塗料も選択可能

デメリット

  • 下地処理や乾燥のための工期が必要
  • 塗料の種類によっては匂いが残りやすいことも
  • クロスと比べコストや手間がかさむ場合がある

比較項目

項目 内装塗装 クロス仕上げ
仕上がり 継ぎ目なし 継ぎ目あり
色・質感の幅 自由度が高い デザイン豊富
メンテナンス 再塗装が容易 張替えが必要
工事期間 長くなりがち 短期間
コスト 高めの場合あり 比較的安価

主要な施工方法解説 – プラスターボード塗装・EP塗装・木部塗装の特徴

プラスターボード塗装は、石膏ボード下地を塗装で仕上げる方法で、オフィスや住宅の壁・天井で多用されています。内部用エマルションペイント(EP塗装)は、低臭で速乾性が高く、コストパフォーマンスも良好です。

木部塗装は、ドアや窓枠、巾木などを木材の質感を活かしつつ保護・美観向上を図ります。材料に合わせた塗料(ウレタンやキシラデコールなど)を使い分けるのが重要です。

室内塗装の単価は、1㎡あたり1,200~2,000円が目安ですが、部位や仕上げ条件で異なります。

ジプトーン塗装や天井塗装の特殊性と選択時の注意点

ジプトーン天井ソーラトン天井などに塗装を行う際は、表面の凹凸や下地強度を見極め、専用プライマーやケンエースなど適切な塗装材料選びが必須です。

天井塗装は、EP塗装・AEP塗装・ケンエース仕上げなどの方法により費用や耐久性が異なります。

天井塗装の種類 平米単価目安 主な特徴
EP塗装 1,200~1,500円 低臭・コスト重視
ケンエース塗装 1,500~2,200円 下地隠蔽性・ヤニ止め強い
ソーラトン塗装 1,800~2,800円 高耐久・防汚・意匠性高い

施工時は、養生や飛散防止対策、照明や設備の取り外し・保護も徹底し、安全かつ仕上がりにこだわる必要があります。

パテ処理(寒冷紗パテしごき・総パテなど)の役割と施工のポイント

パテ処理は塗装仕上げの品質を左右します。石膏ボードやジプトーンなどの継ぎ目・ビス穴・下地ムラを平滑にするため「総パテ」「寒冷紗パテしごき」「パテ屋による専門施工」など手法が選ばれます。

  • 総パテ : 全体をフラットに仕上げる高品質な下地処理。
  • 寒冷紗パテしごき : クラック防止のためのガラス繊維ネット併用。
  • プラスターボード下地 : ジョイントテープ併用など精度重視。

価格目安:パテ処理は1㎡あたり400~700円程度。仕上がり重視の場合はパテ作業の工程・材料選定が不可欠です。

高品質な仕上げには、下地処理から丁寧なパテ作業が絶対条件です。パテが不十分だと塗装ムラやひび割れの原因になります。施工実績の多い業者を選び、見積もり段階でパテ処理の内容も細かく確認しましょう。

内装塗装工事の単価表【2025最新・詳細完全版】

塗装単価の基本単位 – 平米単価・坪単価の違いと計算方法

塗装工事の費用算出には平米単価(㎡)と坪単価がよく使われています。
平米単価は1㎡ごとの費用、坪単価は3.3㎡ごとの費用です。戸建や広い部屋なら坪単価、小規模や部分的な塗装では平米単価を用いるのが一般的です。
計算例としては「部屋の縦幅×横幅=面積(㎡)」で算出し、実際に塗装する面積×単価が大まかな見積額となります。
算出方法の例

  • 壁4面(高さ2.5m×幅3m)なら2.5×3×4=30㎡
  • 平米単価3,000円の場合、30㎡×3,000円=90,000円

こうした基本単価を把握しておくことで、見積もりの妥当性判断や他業者との比較がしやすくなります。

部位別・素材別の単価一覧 – プラスターボード、天井ジプトーン、窓枠、木部など

部位ごと・素材ごとの単価は異なり、最新相場をまとめました。

部位・素材 塗装内容 平米単価目安(円)
プラスターボード 下塗り+上塗り 1,400~2,200
天井ジプトーン EP塗装 1,800~2,500
木部(室内枠・建具) キシラデコールほか 2,400~3,500
窓枠・巾木 ウレタン・ケンエース 2,000~3,000
ソーラトン天井 専用塗料 1,900~2,400

部位ごとの単価を必ず確認し、施工内容をしっかり比較することが重要です。

パテ処理単価詳細 – パテ屋単価やクロスパテ処理料金の最新相場

内装塗装ではパテ処理が欠かせません。
パテ屋への依頼やクロスパテ処理は、下地処理費として別途発生することが多いです。

  • パテ処理単価の目安
    • 壁パテ:1㎡あたり600~900円
    • 総パテ(全体処理):1㎡あたり1,200~1,800円
    • クロス下地パテ:1㎡あたり800~1,200円
    • 寒冷紗パテしごき:1㎡あたり1,800~2,500円

パテ屋の単価は地域や下地状況によって振れ幅があるため、現場確認の上で最終決定されます。すべての見積もりで「パテ処理費用の有無」をチェックしましょう。

AEP塗装・EP塗装の施工単価と違い

AEP塗装(アクリルエマルションペイント)は水性塗料であり、内装によく選ばれます。EP塗装(エマルションペイント)はAEPより低コストで、やや機能性が異なります。

塗装種類 平米単価目安(円) 特徴
AEP塗装 1,600~2,300 低臭・環境配慮・内壁適性
EP塗装 1,400~2,000 価格重視・オフィス等に最適

AEPは低刺激・環境配慮型、EPはコスパを重視したい現場で選ばれます。天井や壁で選択されることが多いです。

塗料別(防カビ塗料、ソーラトンなど)による費用差の解説

選ぶ塗料によって費用も耐久性も変化します。防カビ塗料や専用塗料は価格が多少上がりますが、住宅や店舗では衛生面の観点からも重要です。

  • 防カビ・多機能塗料
    • 平米単価:2,000~3,200円
    • 病院、飲食店や湿気の多い場所で使用
  • ソーラトン天井等の特殊塗料
    • 平米単価:約1,900~2,400円
    • 音響や意匠性も向上

塗料により初期費用は変動しますが、長期的なメンテナンス費用低減や快適性アップを期待できます。専門業者と相談し、最適な塗料を選択しましょう。

内装塗装工事の費用事例と現場別の価格相場

住宅のリビング・寝室・浴室塗装費用事例

住宅の内装塗装は施工面積や素材によって大きく単価が異なります。主な施工箇所であるリビングや寝室、浴室などでは、使用する塗料や下地処理の有無が価格の決め手となります。例えば、プラスターボードや木部、天井ジプトーンの塗装も多く、パテ処理や寒冷紗しごきが求められるケースでは費用が上がります。

一例として、リビング・寝室の壁や天井の塗装にかかる費用目安を以下の表で示します。

施工箇所 平米単価(円/㎡) 備考
壁(AEP塗装) 1,300〜1,900 下地パテ処理別途
天井(EP塗装) 1,100〜1,700 ジプトーン・ソーラトン対応可
木部(木枠・窓枠) 2,000〜3,500 キシラデコール等使用
浴室天井 2,500〜4,000 防カビ・耐湿塗料対応

特にプラスターボードやクロス下地のパテ処理は1㎡あたり400〜700円が相場となります。適切な下地処理が美しい仕上がりと耐久性に直結します。

商業施設・オフィスの内装塗装費用と注意ポイント

商業施設やオフィスの内装塗装は、工程数や規模の大きさ、使用部材によって費用が変動します。店舗では、スケルトン天井やファクトリーデザインを意識した塗装工事が多く、見た目と耐久性が重視されます。EP塗装やAEP塗装の需要が高く、天井や壁に使われるジプトーンの塗装も選ばれています。

施工範囲 単価目安(円/㎡) 備考
天井(EP仕上げ) 1,000〜1,600 ジプトーン・ソーラトン対応
壁(AEPまたはEP) 1,300〜1,900 総パテ処理追加で400〜700円/㎡加算
スケルトン天井 1,600〜2,100 配線・ダクト等の養生が別途必要

注意点としては、照明や配線といった設備の養生費用、営業中工事の場合の夜間割増、床養生の手間などが挙げられます。追加費用が発生しやすいので、事前の詳細な見積もり確認が重要です。

古い天井や特殊仕上げの追加費用・対応可能範囲

築年数が経過した物件や特殊な天井仕上げの塗装では、追加費用が発生することがあります。特に古いジプトーン天井やケンエース仕上げ、アスベストを含む場合は下地調整・安全対策が必須になります。

仕上げ/下地処理 追加単価(円/㎡) 対応内容
天井ジプトーン剥離・処理 800〜1,200 古い塗膜/アスベスト分別等
ケンエース塗装 1,400〜2,000 高耐久・防カビ
寒冷紗+パテしごき 500〜1,000 クラック対策・下地強化

天井塗装の際は、仮設足場や高所作業費用も見積りに含まれることが多いです。特殊仕上げや現場ごとの下地状況に対応した工事を行うことで、高い耐久性と美観を実現できます。

階段滑り止め塗装や玄関ドア塗装の費用例

階段や玄関ドアなどのポイント施工もニーズが高く、素材や用途によって仕上げ方法や塗料の選択肢が異なります。滑り止め塗装や木部保護塗装は安全性と美観の両立が重要です。

施工箇所 単価目安(円/か所) 特徴・使用例
階段滑り止め塗装 12,000〜20,000 1直線1往復あたり
玄関木製ドア塗装 15,000〜30,000 木部保護・キシラデコール等
窓枠・木枠ポイント塗装 3,000〜8,000 傷みや経年劣化部の部分施工

塗装工事は小規模箇所でも、現地状態や既存仕上げの状態で価格が変動します。現場調査と丁寧な下地処理が耐久性向上に直結し、安心して長期間利用できる空間を実現できます。

内装塗装工事の費用は、使用する塗料や施工内容、現場の状況によって最適なプランが異なります。必ず複数の見積もりを比較し、目安費用だけでなく内容や保証もチェックすることが大切です。

単価比較のポイントと見積もり内訳の読み方

見積もりに含まれる項目と計算方法の基礎知識

内装塗装工事の費用を正しく把握するためには、見積もりに含まれる項目とその計算方法を理解することが大切です。主に含まれるのは、塗料代、下地処理費(パテ処理や寒冷紗パテしごき)、養生費、施工費(人工賃)、諸経費などです。計算は施工面積単位(㎡)や部位別で行われることが多く、塗装部位や材料のグレードによって単価が変動します。

下のテーブルは主要な項目例と算出方法の一例です。

項目 内容 主な算出方法
塗料代 使用塗料、グレード別 ㎡単価×施工面積
下地処理費 パテ・寒冷紗、ジプトーン対応等 ㎡単価やmごと算出
施工費 職人の人工賃 人工数×単価
養生費 養生テープ、ビニール等 ㎡数や一式
諸経費 廃材処分費、雑費 一式

各業者によって計上方法が違う場合もあるため、見積もり内容をしっかり確認しましょう。

競合他社の単価比較表と選定基準

複数社の単価やプランを比較することで、最適な業者選びが可能になります。特に「室内塗装 平米単価」「天井EP塗装単価」「窓枠塗装単価」など部位ごとの単価に注目しましょう。

施工内容 単価目安(㎡) 備考
プラスターボード塗装 1,200~2,000円 下地処理含む
パテ処理 600~1,200円 仕上げ種別で変動
天井ジプトーン塗装 1,000~1,800円 ケンエース等
木部・窓枠塗装 2,200~3,200円 キシラデコール等
EP塗装(壁・天井等) 1,300~2,400円 AEP塗装含む

強調したいポイントは、「グレード」「施工環境」「追加作業」の有無を必ず確認することです。

価格が安い業者の注意点 – 施工品質とのバランス解説

費用が他社と比べ著しく安い場合、必ずしもメリットばかりではありません。低価格の背景には、下地処理やパテ処理など重要な工程を省略していたり、安価な塗料を使用しているケースが含まれます。

  • 品質が不明確な見積もりや材料指定のない場合は注意
  • 養生や下地処理を省略していないか詳細を確認
  • 保証やアフターサービス、実績の有無も必ずチェック

料金の安さだけにとらわれず、内容と品質のバランスを見極めることが大切です。

施工環境や材料選択で変動する費用要素

塗装工事の費用は「施工環境」と「材料の選択」により大きく変動します。室内の状態、例えばスケルトン天井や古い天井塗装の場合、下地処理が増えるため単価が上がります。また、湿度や気温、換気環境によっても使用塗料や作業手順が調整されるため追加費用が発生することもあります。

  • 高性能塗料(フッ素・シリコン等)の選択
  • パテ屋やクロス下地などの特殊作業
  • 広さや形状(梁・凹凸)の複雑さ

こうした条件を加味し、見積もり段階で詳細を伝えることで、納得の施工価格につながります。

内装塗装を依頼する業者の選び方と評価基準

信頼できる業者の特徴

信頼できる内装塗装業者を選ぶ際の主なポイントは以下の通りです。

  • 建設業許可や塗装技能士資格などの保有
  • 過去の豊富な施工実績
  • 顧客評価や口コミの良さ

下記のテーブルで業者選定時にチェックすべき項目を整理しました。

チェック項目 内容例
資格 建設業許可、塗装技能士
施工実績 年間案件数、事例写真
顧客評価 口コミ、評価点数
見積もりの明瞭さ 費用明細、単価表の提示

これらを必ず確認しましょう。とりわけ施工実績や顧客評価の公開状況は、信頼の証明となります。

施工品質の見極めポイント

内装塗装の品質は仕上がりや塗装の耐久性に直結します。見極める際は以下の点を重視してください。

  • 職人の経験年数や社内研修体制
  • 使用塗料の銘柄やグレードの明示
  • 下地処理や養生作業の丁寧さ
  • 過去の施工例の公開・説明

テーブルでポイントをまとめます。

品質確認ポイント 解説例
職人の熟練度 職歴の開示、専任制かどうか
塗料の内容 メーカー名、グレード記載の有無
下地・養生 パテ処理、養生作業の写真や説明
施工例 ビフォーアフターの事例公開

特に塗料の詳細説明や下地処理の有無は重要です。

アフターサービスと保証内容の重要性

塗装工事は施工後の対応も大切です。保証やアフターサービスが整っている業者は安心して依頼できます。

  • 工事後の保証期間・内容を明記しているか
  • 無償・有償問わず定期点検の有無
  • トラブル対応や相談窓口があるか

下記のように簡潔に比較できます。

サービス項目 内容例
保証期間 1年、2年以上など具体的期間
定期点検 年1回の無料チェックなど
対応窓口 専用電話、メールなど複数設置

信頼できる業者はこれらを積極的に開示しています。

地域密着型業者のメリットとデメリット

地域に根ざした塗装業者を選ぶことで得られる利点や注意点を理解しましょう。

  • 迅速なアフター対応や緊急時の対応力
  • 地域特有の気候や建物事情に精通
  • 広告費などのコスト削減分を施工価格に還元しやすい

一方で全国チェーンに比べて施工エリアや人員数が限定されている場合もあります。

メリット デメリット
対応が早い 施工範囲が狭い
地元の建物状況に詳しい 施工管理体制が小規模な場合も
フレキシブルな対応 実績数が限られていることも

地域密着型の特性を十分に理解し、自分の希望に合わせて最適な業者を選びましょう。

内装塗装工事に関するよくある質問(Q&Aに組み込み)

内装塗装のm2単価はいくら?

内装塗装のm2単価は、施工内容や部材によって変動しますが、一般的な目安は以下の通りです。

項目 目安単価(円/m2) 補足
ビニールクロス下地 1,200~2,000 標準的な内装仕上げ
AEP塗装(エマルションペイント) 1,400~2,200 天井・壁塗装
ジプトーン天井塗装 1,500~2,500 ケンエースなど使用
パテ処理 500~900 下地調整のための料金
木部・窓枠 2,000~4,000 形状や状態によって変動あり

実際の単価は、下地の状態や塗料の種類、面積、工事の難易度で変わります。見積もり時は必ず詳細項目を確認しましょう。

塗装に含まれる費用項目は何か?

内装塗装の費用には、下記のような項目が含まれます。

  • 塗料代(シリコン、AEPなど塗料の種類で異なる)
  • 下地処理(パテしごき、寒冷紗貼り、プラスターボード対応など)
  • 養生費(家具や床、建具の保護作業)
  • 塗装作業工賃(施工人数・日数により変動)
  • 副資材費(刷毛、ローラー、マスキングテープ等)
  • 仕上げ・清掃費(最終チェック・清掃を含む)

これらを「一式」とする見積もりも多いので、内訳をしっかり確認することが大切です。

天井ジプトーン塗装や窓枠塗装の相場は?

内装塗装の中でも、天井ジプトーンや窓枠など部位ごとに単価の目安があります。

部位 目安単価(円/m2,円/m) 備考
ジプトーン天井塗装 1,500~2,500(m2) ケンエース等で施工
ソーラトン天井塗装 1,800~2,800(m2) 吸音板の塗装も対応可能
窓枠塗装 2,000~4,000(m) 木枠かアルミ枠かで異なる

古い天井や傷んだ窓枠の場合は、下地補修・パテ処理の追加費用がかかることもあります。

パテ処理料金はどのように決まるのか?

パテ処理の料金は、下地の状況と必要な回数で決まります。

  • 総パテが必要な場合(新規プラスターボード):700~1,000円/m2
  • 既存天井・壁の補修パテ:1回ごとに400~800円/m2追加
  • 寒冷紗貼りやクロス下地調整:内容により1,000円/m2を超えるケースも

パテ処理は仕上がりと耐久性に直結します。面積と回数による費用構成を事前に確認しましょう。

施工期間や工事中の注意点は?

内装塗装工事の標準的な期間や、工事中に気をつけたいポイントは以下の通りです。

  • 一般的な戸建てやマンションのワンフロア:約2日~5日(面積と作業内容により変動)
  • 養生作業をしっかり行い、家具や床材の汚損を防止
  • 塗料の臭いや工事音が発生するため、施工中の生活動線や換気の計画が必要
  • 工事中は塗膜乾燥のため、室温や湿度も考慮

安全で快適な仕上がりのために、事前の打ち合わせで段取りや注意点を明確にしましょう。

補足単価情報と特殊施工・関連作業の料金相場

トイレ・浴室防カビ塗装や隙間コーキングの単価

トイレや浴室など湿気の多い場所は、防カビ塗装やコーキング処理が必要です。防カビ塗装は1㎡あたり2,500~4,000円が相場で、パテ処理や下地養生を含む場合はやや上がります。コーキング処理は隙間1mあたり500~1,200円程度で、シリコン系材料により価格の幅があります。水まわり全体の塗装の場合、下地補修や古いシーリング材の撤去・打ち替えも含めて提案されるケースが多いです。

作業内容 単価目安 備考
防カビ塗装 2,500~4,000円/㎡ 下地調整・パテ処理含む
隙間コーキング 500~1,200円/m シリコン等により変動

注意点

  • 既存のカビ除去や古いパテ・コーキング材の処理工程が別途発生する場合、追加料金がかかることがあります。
  • 工事後のメンテナンスや耐久性の違いを業者に確認するのがおすすめです。

ウッドデッキ・門・塀・フェンスの塗装価格

外部のウッドデッキ、門扉、塀やフェンスなどの塗装も人気の依頼です。ウッドデッキ塗装は1㎡あたり1,800~3,500円、高耐久の塗料(キシラデコールなど)を使用する場合や経年劣化補修が必要な場合は単価が上がります。門・塀・フェンスの塗装単価は材質やデザイン、劣化状態で差がありますが、1㎡あたり1,500~3,000円が一般的です。

塗装対象 単価目安 使用材料例
ウッドデッキ 1,800~3,500円/㎡ キシラデコール、油性ステイン
塀・フェンス 1,500~3,000円/㎡ 防錆塗料、ウレタン等

ポイント

  • 木部は下地処理や旧塗膜剥離の有無で作業内容が変わります。
  • 雨風による劣化具合を事前に確認し、必要に応じて部分補修を依頼しましょう。

スケルトン天井塗装・特殊塗装の費用概要

スケルトン天井の塗装や、ジプトーン塗装ソーラトン塗装など特殊施工の料金も解説します。スケルトン天井塗装は、吹き付け施工や配線・ダクト養生など工程が多く、1㎡あたり2,200~4,000円が目安です。ジプトーンEP塗装ケンエース仕上げの場合、1㎡あたり1,200~2,800円で施工されることが多いです。

塗装種別 単価目安 備考
スケルトン天井塗装 2,200~4,000円/㎡ 吹付・養生込み
ジプトーン塗装 1,200~2,800円/㎡ EP、ケンエース塗装
ソーラトン塗装 1,200~2,800円/㎡ 吸音材・特殊下地対応

留意点

  • 天井の高さや設備の位置により単価が追加になる場合があります。
  • 材質に適合した塗料選定が耐久性や仕上がりの品質に直結します。

軽鉄(LGS)下地工事の単価と施工範囲

店舗やオフィス、リノベーション現場で内装壁や天井の骨組みに使われる軽量鉄骨(LGS)下地工事の単価をまとめます。軽鉄下地は1㎡あたり2,200~3,000円が一般的な相場で、対応範囲は間仕切り・天井下地・壁補強など幅広いのが特長です。

工事項目 単価目安 主な施工範囲
軽鉄下地工事 2,200~3,000円/㎡ 壁・天井・間仕切り
LGS補強 500~1,500円/m 下地木枠・柱補強

施工のポイント

  • 施工範囲や間取りの複雑さにより見積りが増減します。
  • プラスターボード張りやパテ処理まで含まれるか、見積書の内訳を丁寧に確認しましょう。

内装塗装工事の問い合わせから施工までの流れ

お問い合わせ方法と現地調査のポイント

内装塗装工事を検討する際、最初のステップは業者へのお問い合わせです。主な問い合わせ方法には・電話・メール・Webフォームからの相談があり、いずれも迅速に応じてもらえることが多くなっています。

現地調査では、塗装する部屋の状況、面積、下地材の種類(プラスターボードやジプトーンなど)、既存の仕上げ状況を正確に測定します。下地処理の有無や範囲確認は費用に大きく影響するため、正確な情報提示が重要です。現場調査が丁寧な業者ほど、見積の精度も高まります。

チェックすべきポイント:

  • 面積(㎡)・天井の高さ
  • 施工する塗装部位(木部・天井・壁など)の確認
  • パテ処理や養生の必要性

調査後は簡易な説明をもとに、次のステップである見積もりが進みます。

事前準備と見積もり取得の手順解説

現地調査が終わった後、業者より具体的な見積もりが提示されます。見積書には、塗装の単価(例:内装EP塗装単価、木部塗装単価、パテ処理単価)、作業範囲、使用塗料などが記載されます。

下記のような表で費用の内訳を明示する業者が多いです。

項目 単価(円/m²または円/m) 備考
天井EP塗装 1,100~1,500 天井ジプトーン下地にも対応
壁EP塗装 1,200~1,800
プラスターボードパテ 800~1,200 総パテ/寒冷紗パテ含む
木部塗装 2,000~3,000 窓枠・建具も対応

複数の業者で比較することで、適正価格かどうか、サービス内容の違いを把握できます。見積もりを依頼するポイントとしては、作業内容・養生・下地処理・塗料グレードの明示があります。

契約から施工開始までの具体的プロセス

見積もり内容や金額に納得できたら、正式な契約を交わします。契約書には、着工日・工事範囲・支払い条件・保証内容・工期などが明記されていることを必ず確認してください。

施工開始前の主な流れとしては下記の通りです。

  1. 日程調整: 工事日・作業時間の確定
  2. 下地処理: パテ処理・養生・古塗膜除去など事前準備
  3. 塗装作業: 各部位ごとの工程(天井塗装・壁塗装・窓枠塗装など)の実施
  4. 中間確認: 工程ごとに仕上がりチェック

施工範囲や「追加工事がある場合」の発生条件なども打ち合わせ段階で細かく確認しておくと後のトラブル防止に役立ちます。

施工後の確認・保証申請の流れ

施工完了後は、業者立ち会いのもとで仕上がりを細かく確認します。塗り残しやムラ、養生の取り残しなどが無いか隅々までチェックしましょう。また、最終段階で「工事完了報告書」などが交付されるのが一般的です。

保証申請には施工会社の規定に基づき、気になる箇所があれば迅速に指摘し、必要があれば無償手直しも可能です。保証内容は契約時に取り決められた範囲に限られるため、書類を必ず保管しておくことが重要です。

アフターサポートが充実している業者を選べば、施工後も安心してご依頼いただけます。

専門用語解説と塗装業界の基礎知識

内装塗装で使われる専門用語一覧

内装塗装工事では多くの専門用語が使われます。主要なものを整理します。

用語 意味
パテ 壁や天井の下地補修材。凹みや段差を滑らかにする材料
プラスターボード 壁や天井下地に使う石膏ボード
寒冷紗 パテひび割れ防止に貼る薄手の布状素材
EP塗装 エマルジョンペイント(一般的な内装用水性塗料)
AEP塗装 アクリルエマルジョンペイント。水性で低臭気
ケンエース 下塗り用の水性塗料商品名。ジプトーン仕上げ用に多用
総パテ 広範囲にパテを全面施工する工程
スケルトン天井 躯体表しの天井を指し、塗料や処理が異なる
養生 塗装工程で汚れ防止にテープやシートで覆うこと

これらの用語を理解することで、見積もりや工事内容の説明を的確に把握できます。

塗装材料の種類と特徴まとめ

内装塗装で使われる主な塗料は下記の通りです。

材料名 特徴 主な用途
EP塗料 水性、低臭、速乾。作業性・安全性良好 室内壁・天井全般
ウレタン塗料 耐久性・光沢あり。やや高価 ドア・窓枠・木部
シリコン塗料 防汚性・耐久性が高い 住宅の内部・水回り
ケンエース 密着・耐水。下地処理によく使用 ジプトーン天井など
キシラデコール 木材専用の浸透型塗料 室内木部・木枠
フッ素塗料 優れた耐久性と防汚性 特殊な室内環境向け

強調ポイント

  • 目的や部位によって塗料を選ぶことで、耐久性や仕上がりが大きく変化します。
  • 特に天井や窓枠などは専用品の使用で美観や保護効果が向上します。

施工工程に関する基礎知識

内装塗装工事は以下の工程が基本です。

  1. 養生作業
    家具や床、窓枠を保護する工程です。施工の品質に直結するため丁寧な養生が重要です。
  2. 下地処理・パテ処理
    プラスターボードやジプトーン天井の凹みやジョイント部をパテで平滑にします。剥がれ・ヒビを防ぐため、パテしごきや寒冷紗貼りも実施します。
  3. 塗装工程(主材塗装)
    EP塗料やウレタンなど、選定した塗料でローラー・刷毛・吹付けで塗装します。仕上がりの美しさや耐久性に直結します。
  4. 検査・仕上げ
    塗りムラや塗料のはみ出しをチェック。細部まで確認した後、養生を撤去して清掃します。

ポイント

  • 工程ごとに必要な作業単価や所要時間が異なります。
  • 見積もり時には工程ごとの内容と費用明細をチェックしましょう。

塗装規格やJIS基準の概要と重要性

内装塗装工事の品質確保や安全性を担保する基準にはJIS規格や社団法人基準などがあります。

規格名 内容 重要ポイント
JIS K 5663 合成樹脂エマルションペイントの品質規格 室内用塗料の基準。耐水・耐アルカリ性を規定
日本建築仕上学会推奨基準 施工手順や仕上がり基準 パテ処理・塗装厚・色ムラ対策等をガイドライン化
メーカー施工要領書 塗料メーカーが定める使用方法・品質保証 塗装時の希釈率や使用環境規定が記載されている

強調ポイント

  • これらの基準に適合した施工こそが長期的な美観・安全性を維持します。
  • 安価な業者を選ぶ場合も、規格準拠の確認が必須です。

塗装工事は、適切な用語理解・材料選定・手順遵守・基準適合の4点が、納得できる仕上がりと費用対効果の鍵です。

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