「洗面台下がびしょ濡れ…どこから漏れているの?」そんなときは放置厳禁です。国土交通省の統計では住宅の水回りトラブルは日常的に発生しており、放置すると床材の劣化やカビのリスクが高まります。まずは止水栓を閉めて被害拡大をストップ。そのうえで、使用時だけ濡れるか・未使用でも濡れるかで原因の絞り込みが可能です。
本記事は「今すぐ止める→原因を見抜く→自分で直す→業者へ切り替える」の順で、実践手順を具体的に解説します。ナットの締め直しやパッキン交換、排水トラップ清掃、シャワーホース交換など、初心者でも取り組める方法を写真イメージしやすい手順でまとめました。
賃貸・分譲での連絡先の優先順位、底板の養生と乾燥、費用目安や追加費の確認ポイントまで網羅。5分の初動で被害は大きく変わります。まずは止水して、チェックを始めましょう。
洗面台下から床への水漏れが起きたときの初動対応と安全チェック!慌てずこれだけはやろう
まず止水栓を閉めて漏れを抑える手順
洗面台下でポタポタが始まったら、最初にやるのは水の供給を止めることです。収納扉を開け、配管の手前にある小さなバルブを探してください。多くは給水と給湯の2個が並んでおり、ハンドルまたはマイナス溝のあるタイプです。見つけたら時計回りにゆっくり回して完全に閉めるのが基本。硬い場合は無理をせず、マイナスドライバーを使うと回しやすいです。止水後は蛇口をひねって水が止まっているか確認します。洗面台下から床への水漏れは放置すると底板が腐るおそれがあるため、先に水を止めれば二次被害を最小化できます。止められたら電源タップが近くにあれば撤去し、感電のリスクを避けましょう。止水ができない、またはバルブが回らないときは無理に力をかけず、元栓側で止める方法に切り替えてください。
止水栓が見つからない場合の元栓での止め方
止水栓が見つからない、固着して動かない、床下配管で触れない場合は、家全体の元栓を閉じて安全を確保します。元栓は玄関付近のメーターボックス内や屋外の水道メーター脇にあるバルブです。ハンドル式は時計回り、四角いコックは専用ハンドルやプライヤーで回します。閉めたら家族に水の一時停止を周知し、トイレや洗濯機の使用を控えてください。次に蛇口を開けて残圧を抜くことで、洗面台下水漏れの勢いを確実に抑えられます。深夜や雨天で屋外作業が難しいときは、懐中電灯と滑りにくい手袋を用意して落ち着いて操作すると安全です。元栓を扱う前にスマホでメーター位置を撮影しておくと、復旧時に開度を戻しやすくなります。
床が水浸しのときに今すぐできる吸水と養生
水が広がると底板や床下に染み込み、カビや異臭の原因になります。止水後は吸水と養生を同時進行で進めましょう。まず厚手のタオルや新聞紙、キッチンペーパーで濡れた範囲を面で押さえて吸い取るのがコツです。次にビニール袋やラップを敷き、その上に乾いたタオルを重ねて底板を一時的に保護します。漏れ箇所や濡れ具合は写真で記録しておくと、修理や賃貸の連絡時に状況説明がスムーズです。仕上げに扇風機で送風し、収納物は完全乾燥まで戻さないでください。洗面台下から床への水漏れは再発も起きやすいため、吸水後に以下の簡易チェックを行うと安心です。
| ポイント | 目安 | 対応 |
|---|---|---|
| 濡れの範囲 | 1m未満 | 追加吸水と送風で乾燥 |
| ポタポタの量 | 1分に数滴 | 漏れ箇所特定の準備 |
| 電源の有無 | 近くにタップあり | すぐに電源を外す |
上の目安を参考に、被害拡大を抑えつつ次の点検や修理に移行しやすくなります。
床への水漏れの原因を給水と排水でズバリ見抜く!すぐわかる診断チャート
水使用時だけ濡れるなら排水側の可能性が高い
洗面所で水を流した時だけ床が湿るなら、原因は排水系が有力です。排水管や排水トラップ、排水ホースの接続部は振動と熱変化で緩みやすく、パッキン劣化やヘアキャッチャー周辺の汚れで微妙な隙間が生まれます。まず収納物を出して配管全体を露出させ、シンクに水を流しながら接合部のつなぎ目を目視します。濡れ跡や白い乾き跡(ミネラル染み)は漏れのサインです。U字のトラップがズレている場合は手で押し込んで固定し、手締め後に工具でナットを軽く増し締めします。強く締めすぎると樹脂の割れを招くので注意してください。ラバーカップで詰まりを解消し、改善が無ければパッキン交換を検討します。排水側の点検は短時間で済み、床下の腐食やカビの進行を抑えられます。
- 排水パイプや排水トラップや排水ホースのズレやひびやパッキン劣化を確認する。
排水口のつまりが引き起こす逆流と床への漏れの兆候
流れが悪い、コポコポ音がする、ニオイが強いなら逆流の前兆です。シンクに水を溜めて一気に流す満水テストで、接合部からの滲みや滴下の再現を確認します。水圧が高い瞬間に弱点が露呈するため、普段は出ない微細な漏れも浮き彫りになります。観察ポイントはU字トラップの上下ナット、壁面ソケット部、ホース差し込み口です。滲みが見えたら一度水を止め、ヘアキャッチャーや排水口周りの石けんカスと髪の毛を清掃し、ラバーカップで数回ピストンします。改善後は再度満水テストで無漏れを確認します。なお薬剤を使う場合は材質適合を確認し、樹脂管の変形を避けるため放置時間を守ってください。逆流が続く、または壁内からの滲みが疑われる場合は専門の点検が安全です。
- 流れが遅い臭いが強いシンク満水テストで漏れ再現を確認し、接合部の滲みを観察する。
使用していないのに濡れるなら給水側の可能性が高い
水を使っていないのに洗面台の底板や床が湿る場合は、給水側の常時圧による微漏れを疑います。チェック順は次のとおりです。まず止水栓周りと給水管ナットの緩み、それからシャワーホースのピンホールや黒ずみ、さらに水栓本体の汗漏れ跡(常時湿り・白華)を目視します。キッチンペーパーで各部を軽く巻き、数分後に濡れた箇所があれば発生源の特定に有効です。ホースが伝い漏れしている場合、床へ滴下して気づきにくいことがあります。対処は止水栓を閉めてからナットを手締め+四分の一回転だけ増し締め、改善しなければパッキン交換やホース交換を行います。樹脂ホースの硬化や蛇口カートリッジ劣化が進んでいるとポタポタが止まらないため、部品交換を視野に入れてください。早期対応で床下への浸潤を防げます。
- 給水管ナットの緩みシャワーホースのピンホール水栓本体の亀裂や汗漏れ跡を点検する。
洗面台下から床への水漏れを自分で直したい!初心者でもできる修理方法と工具選びの極意
ナットの締め直しとパッキン交換で止まる典型ケース
洗面台下でポタポタと音がする場合、まず疑うのは接続部のナット緩みとパッキン劣化です。手順はシンプルで、収納物を出して漏れ箇所を目視し、止水栓を閉めてから作業します。モンキーレンチやスパナでナットを均等に少しずつ増し締めすると、多くの水漏れは収まります。締めても止まらなければ同規格のパッキンへ交換します。平パッキンやOリングはホームセンターで数百円、規格は外した現物と同サイズのものを選ぶのが安全です。締め過ぎは樹脂ねじ山の破損につながるので要注意。通水後はティッシュを当てて滲みの有無を確認し、床が濡れた場合は扇風機で乾燥させて床下のカビや腐食を防ぎます。
- ポイント: 緩みのあるつなぎ目を一気に締めない
- 必須: 止水栓を閉めてから作業する
排水トラップの分解清掃とパッキンの向き
排水口からの逆流や床への滴下は、排水トラップの詰まりや組み付け不良が原因になりやすいです。止水後、バケツを置いてトラップのナットを外し、内部の髪の毛や石けんカスを取り除きます。Oリングや平パッキンの向きと位置関係を写真で控えてから、元どおりに戻すのが失敗しないコツです。再組立は手締めで最後まで入れてから、工具で四分の一回転だけ増し締めするとシール性と部品保護のバランスが取れます。通水テストでは満水と排水の両方を行い、接合部をティッシュでなぞって滲みをチェック。樹脂トラップは劣化で微細なクラックが出ることもあるため、水が使用時だけ漏れるか常時湿るかを見極めると特定が早いです。
| 作業箇所 | 典型原因 | 推奨対処 | 目安時間 |
|---|---|---|---|
| トラップ下部 | ヘドロ詰まり | 分解清掃 | 10分 |
| 斜め配管接合 | Oリングズレ | 再組立と増し締め | 15分 |
| 立ち上がり管 | ヒビ・経年劣化 | 部品交換 | 30分 |
※清掃後は排水口の防臭パッキンのはまり具合も併せて確認すると再発防止に有効です。
シャワーホースの交換手順と注意点
洗面所の蛇口からの微細な漏れがホースを伝って洗面台下に回り、床が濡れるケースは多いです。止水栓を閉め、メーカー名と型式を確認して同等品を用意します。ヘッド側や本体側のナットを外し、古いパッキンの残りや汚れを拭き取ります。ねじ部にはシールテープを2〜3周、ねじ山に沿って巻くと初期漏れを防ぎやすいです。新ホースをまっすぐ挿入し、ねじ込みは手締めで奥まで入れてから軽く工具で増し締め。通水して伸縮やスイッチ操作を行い、接合部とホース被覆のにじみを確認します。被覆が硬化している場合は早期交換が安全です。マンションなど床下構造で水が回りやすい環境では、作業前に床面保護と写真記録をしておくと対応がスムーズです。
- 止水栓を閉めて残水を開放する
- 古いホースを外し、座面を清掃する
- シールテープを巻いて新ホースを装着
- 手締め後に軽く増し締めして通水確認
- 可動域で曲げながら漏れの有無を点検
排水口のつまりを解消して床下への漏れを防ぐ
排水の流れが悪いと、接合部の圧力が上がって洗面台下から床へのにじみや滴下が発生しやすくなります。まずはラバーカップで負圧・加圧を繰り返す基本の作業を行い、改善しない場合はワイヤーブラシでトラップ直下の異物を掻き出します。薬剤を使うときは用法容量と換気を厳守し、樹脂配管での高濃度・長時間放置は避けます。作業中はバケツと雑巾を準備し、外した部品の順番をスマホで記録すると戻しミスを防げます。流れが回復したら、接合部のナットを再点検して微調整します。賃貸やマンションで床下まで水が回った疑いがある場合は、管理会社への連絡を優先し、二次被害の拡大を抑えることが重要です。排水口ネットや定期清掃で再発率を下げられます。
水漏れがDIYでは危険なとき!業者へのSOS判断ポイント
すぐに依頼すべき症状と放置リスク
洗面台下から床への水漏れは、状況によっては自分で直さず即時に業者へ依頼すべきです。特に次の症状があれば危険度が高く、被害が一気に拡大します。まずは止水栓を閉めて安全確保を行い、無理な分解は避けてください。目視で分からない床下配管の破損や、排水トラップの深刻なズレは見落としやすく、床下に水が回ると腐食やカビにつながります。電源タップや洗濯機のコンセントが近い場合は、感電の恐れもあるため要注意です。賃貸やマンションでは共用部へ被害が広がる可能性があり、管理会社や大家への連絡を優先してください。判断に迷うときは、被害範囲の写真を残し、漏れの頻度や音の変化をメモにして伝えると、調査と修理が迅速になります。
- 水が止まらない、床や底板に常に水溜まりができる
- 床が沈む、底板が膨れるなどの変形が出ている
- カビ臭が強い、黒ずみや白い結露痕が広範囲にある
- 電気設備に浸水の恐れがある、コンセントが近い
放置すると二次被害が拡大します。下階漏水や補修費の増大は避けたいところです。
見積で確認したい項目とトラブル回避の注意点
見積確認のコツは、作業範囲と費用の内訳を可視化することです。口頭の約束は誤解を生むため、書面で残すのが基本です。現地での追加作業が必要になることもあるため、上限費用の目安や、作業前に追加承諾の連絡を入れる運用を事前に決めましょう。賃貸やマンションでは負担区分が異なるため、過失の有無や共用部の扱いを先に確認しておくと、後の精算がスムーズです。複数社を比較する場合は、同一条件の見積にそろえると判断しやすくなります。支払い方法やキャンセル規定、夜間・緊急対応の割増も念のため確認しましょう。以下の要素を押さえると費用トラブルを避けやすいです。
- 作業範囲(例:配管交換、パッキン交換、床下調査の有無)
- 部品費用・工賃・出張費・調査費の内訳と合計
- 保証内容(期間、対象範囲、再発時の対応)
- 書面化(見積書・作業報告書・領収書)
見積比較の目安を一覧化します。条件が同じ前提での比較に役立ちます。
| 項目 | 確認ポイント | よくある落とし穴 | 回避策 |
|---|---|---|---|
| 作業範囲 | 具体的な作業内容と除外範囲 | 「調整一式」で曖昧 | 作業手順と部位を明記 |
| 費用内訳 | 部品・工賃・出張・調査 | 追加費用の事後請求 | 追加時は事前承諾 |
| 保証 | 期間と適用条件 | 再発は対象外 | 再発条件を文面化 |
| 日程 | 到着時間と作業時間 | 長時間の不在発生 | 連絡前提の時間帯指定 |
補足として、写真と動画で状況を共有すると診断精度が上がり、無駄な作業を省けることが多いです。
洗面台下から床への水漏れで底板が腐る前にできる応急処置と底板交換費用を知ろう
乾燥と防カビで再発を防ぐ養生
洗面台下の湿気は放置すると底板が腐りやすく、においとカビ拡大の原因になります。まずは止水栓を閉めて水源を止めることが最優先です。そのうえで、収納物をすべて出し、タオルで水分を拭き取り、送風と除湿で48時間を目安にしっかり乾燥させます。扉を開けたままにし、扇風機やサーキュレーターを当て、除湿機やエアコンのドライ運転を組み合わせると効率的です。表面のカビは中性洗剤で拭き取ってからアルコールまたは塩素系を希釈して軽く除菌し、再発を抑えます。木口や切断面が露出している部分は、防湿テープや自己癒着テープで一時的に養生すると吸水を抑えられます。養生は水漏れ原因の特定と対処を先に行うことが前提です。ポタポタが続く場合は作業前に再度止水を確認してください。
- ポイント
- 止水→拭き取り→送風・除湿→除菌→養生の順で行います。
- 換気が弱い住戸は送風口を2方向に取り、風の通り道を作ると早く乾きます。
乾燥が進むと木部の反りが落ち着き、次の修理判断がしやすくなります。
底板の外し方と交換DIYの可否
底板が膨れてブカブカする、表面が黒ずむといった症状があれば、外して状態確認を行います。多くの洗面台は底板がビス止めで、手前から外せます。まず給水・給湯・排水の貫通位置を撮影し、ビスを外して手前に引き抜きます。パイプに当たる場合は、排水トラップのカップ部のみ外すと抜きやすいです。取り外した底板を型にして耐水合板やメラミン化粧板で型紙→新板を作成し、切断面はコーキングで防水します。DIY可否は工具の有無と貫通部の加工精度が判断材料です。切断や穴加工が難しい場合や床下まで湿潤が及ぶ場合は業者依頼が安全です。費用目安は以下を参考にしてください。
| 作業内容 | 目安費用 | 目安時間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 底板のみ交換(DIY材料費) | 3,000〜8,000円 | 2〜4時間 | 耐水合板・金物・コーキング |
| 底板交換(業者) | 30,000〜80,000円 | 半日〜1日 | 採寸・加工・設置含む |
| トラップ着脱清掃 | 5,000〜15,000円 | 30〜60分 | 詰まり併発時に推奨 |
- 判断のコツ
- ビス位置と配管の逃げが確保できるか、工具の取り回しが可能かを確認します。
- 賃貸は管理会社に連絡して承諾を得てから着手してください。
正確な採寸と耐水処理が仕上がりを左右します。無理を感じたら早めに相談し、被害の拡大を防ぎましょう。
賃貸やマンションで困ったときの連絡手順と責任の線引き
管理会社や大家への連絡と写真記録の残し方
洗面台下から床への水漏れに気づいたら、被害拡大を防ぎつつ証拠を残すことが先決です。まず止水栓または元栓を閉め、床下や底板、排水管や給水管の接続部を軽く拭き取り、どこからの水漏れかを確認します。次に記録です。スマホで全体→接写→時系列の順に撮影し、ポタポタが分かる動画も添えます。以下のポイントを押さえると後の責任範囲の判断がスムーズです。
- 被害範囲(床の濡れ、底板の膨れ、カビの有無)
- 発生時刻と気づいた経緯(使用中か不使用時か)
- 応急対応の内容(止水・拭き取り・バケツ設置)
- 音や臭い(排水臭、ポタポタ音の有無)
撮影後、管理会社または大家へ即連絡し、口頭だけでなくメールやチャットで写真動画を送付します。件名は「洗面所水漏れの報告」とし、住所・部屋番号・連絡先・立会い可能時間を明記。賃貸では設備起因が多く、適切な連絡と記録が費用負担の線引きの判断材料になります。必要に応じて被害が広がらないよう新聞紙やタオルで一時吸水し、二次被害を抑えます。
マンション共用配管が疑われる場合の調査手順
マンションで洗面台下から床への水漏れが続く、または使用していないのに濡れる場合は共用配管や上下階の漏水が疑われます。まず管理会社に状況を伝え、管理組合経由での調査を依頼します。調査の流れは次の通りです。
- 初期ヒアリング:発生時刻、頻度、使用状況、記録データの共有。
- 目視点検:室内の給水栓・排水管のナット・パッキン・トラップの確認。
- 上下階の確認:下階の天井シミや滴下の有無、同時刻の水使用状況。
- 配管系統調査:専有部と共用部の境界、床下配管や縦管の点検。
- 費用負担の整理:専有設備の不具合は居住者、共用配管は管理組合が負担するのが一般的。
共用部が原因なら管理組合が手配する修理業者が対応し、修理費用や調査費の負担範囲も管理規約に基づき決まります。専有部起因が濃厚でも、下階に被害が及んでいる場合は保険適用の可否を早めに確認しましょう。テナントや在宅時間の都合で立会いが難しい時は鍵の預け方や再訪日時を事前に調整しておくと復旧が早まります。
洗面台下からの水漏れを防ぐメンテナンス術!配管を長持ちさせるコツと点検サイクル
月次と半期で行う点検リスト
月1回の簡易点検と半期ごとのしっかり点検で、洗面台下の水漏れリスクをぐっと下げられます。まずは収納物を出して明るいライトで配管全体を確認しましょう。特に排水トラップ、排水パイプ、給水栓、蛇口下のシャワーホースまわりは要チェックです。異音やポタポタの兆候があれば早期対応が肝心です。半期に一度は接合部のナットを軽く締め直し、パッキンの硬化やひびを確認します。床下への滲みは小さなシミから始まることが多く、拭き取り時に雑巾がうっすら湿るなら要注意です。賃貸の場合は気づいた段階で記録写真を残しておくと、万一の責任範囲の確認に役立ちます。次の箇条書きも活用してください。
- 接合部の滲みや白い水垢の付着を確認し、緩みは再締付します
- 排水トラップの汚れや詰まりの兆候を見て、分解清掃の要否を判断します
- シャワーホースのひび、固さ、変色の有無を見て交換時期を見極めます
- 底板の浮きや柔らかさがないか触れて確認し、床の腐食を早期発見します
補足として、点検後は扉内を乾燥させ、湿気をためないレイアウトにすると再発防止に有効です。
| 点検頻度 | チェック箇所 | 主な症状 | 推奨対応 |
|---|---|---|---|
| 月1回 | 接続ナット・パッキン | 滲み・白華 | 軽く締付、清拭 |
| 月1回 | 排水トラップ | 異臭・流れ悪化 | 取り外し清掃 |
| 半期 | シャワーホース | ひび・硬化 | 予防交換 |
| 半期 | 底板・床面 | たわみ・シミ | 乾燥、必要なら補修 |
表の内容に沿って、無理のないペースで点検を回すと劣化の見逃しを防げます。
使い方の見直しで水漏れを減らす
日々の使い方を少し変えるだけで、配管やパッキンの寿命は伸ばせます。髪や石鹸カスは排水口ネットで捕集して都度廃棄し、流量が落ちたら早めにトラップ清掃を実施します。極端な熱湯や強力薬剤の多用は樹脂パイプやゴムパッキンの劣化を加速させるため避け、ぬるま湯と中性洗剤を基本にしましょう。収納は配管周りを空けておき、ボトルが配管に当たってナットが緩む事態を防ぎます。止水栓の位置を家族で共有し、ポタポタや異音に気づいたら即止水して被害を最小化することも重要です。洗面台下の換気を意識し、扉を時々開放して湿気を逃がすと床の腐食やカビが出にくくなります。以下の手順を参考に、週末の短時間で見直しを進めてください。
- 排水口のゴミ除去を習慣化し、流量の基準を把握する
- 洗浄はぬるま湯+中性洗剤を基本にして素材負担を減らす
- 収納レイアウトを整理し、配管への接触や振動を避ける
- 止水栓の操作練習を行い、緊急時の対応時間を短縮する
- 扉内を定期換気して結露とカビの発生を抑える
劣化を遅らせる運用ができれば、洗面台下から床への水漏れに発展する前に未然に防げます。
洗面台下から床への水漏れの修理にかかる費用の目安と相場を徹底解説
部品別の費用帯と工賃の考え方
洗面台下から床への水漏れは原因で費用が大きく変わります。基本は「部品価格+作業時間の工賃」で決まり、軽作業ほど部品代が安く工賃も短時間で済みます。パッキンやナット緩みは短時間で対応可能、排水トラップや排水パイプの交換は脱着やシール材の処理を伴うため中程度、シャワーホースや水栓本体は分解点数が多く工賃が上がりやすいです。出張費は別計上が一般的なので、合計費用の見通しを先に確認しましょう。洗面所水漏れ修理自分で対応する場合は部品代のみで数百円からですが、作業ミスで床下を悪化させると修理費用が跳ね上がるため、漏れが止まらない・ポタポタが続くときは無理をしない判断が大切です。賃貸は責任区分が絡むため、自己判断での分解前に管理会社へ連絡する流れが安心です。
- 軽微な修理は部品代が安く短時間で完了しやすい
- 分解箇所が多いほど工賃が上がる傾向がある
- 出張費・再訪費は別計上が多い
補足として、同じ症状でも複合原因だと部品が複数必要となり合計額が上がることがあります。
| 部品・作業 | 部品価格の目安 | 作業時間の目安 | 工賃の傾向 | 想定ケース |
|---|---|---|---|---|
| パッキン交換 | 100〜500円 | 15〜30分 | 低 | 接続部のポタポタ |
| 排水トラップ交換/清掃 | 500〜2,000円 | 30〜60分 | 中 | 詰まりや漏れ |
| 排水パイプ交換 | 500〜3,000円 | 30〜60分 | 中 | 亀裂・ズレ |
| シャワーホース交換 | 1,000〜3,000円 | 20〜40分 | 中 | ホース劣化 |
| 水栓本体交換 | 8,000〜30,000円 | 60〜120分 | 高 | 本体老朽化 |
調査費用や出張費が加算されるケース
症状が「洗面台下水漏れ床まで到達」「床下構造へ波及」といった場合は、点検のための調査費用が加算されることがあります。たとえば床下点検口からの確認や防水パンの取り外し、夜間休日の緊急対応、部材取り寄せ後の再訪対応などです。費用は地域や業者によって幅がありますが、出張費は数千円、床下調査は追加で数千円からの設定が一般的です。原因特定に時間がかかるほど工賃も累積するため、事前に症状をできるだけ具体的に伝えると無駄な調査を抑えられます。賃貸やマンションでは、共有部の床下配管が疑われる場合に管理会社や管理組合の手配が必要で、負担者が変わる可能性があるため独断での依頼は避けましょう。洗面台下から床への水漏れが続く、あるいはポタポタ音が止まらないときは、写真・動画で状況を記録してから相談すると見積もりが正確になります。
- 追加費用が想定される状況を整理する
- 症状と発生条件(水使用時のみか常時か)を記録する
- 写真や動画を準備して見積もり時に共有する
- 出張費・調査費・再訪費の有無を依頼前に確認する
よくある質問まとめ
自宅で起きた場合の手順と連絡先の優先順位
洗面台下で水漏れが起きたら、二次被害を防ぐ初動が重要です。まずは止水栓を閉めて水を止めることが最優先。給水・給湯の2本がある場合は両方を締め、場所が分からなければ元栓を閉めます。次に写真や動画で状況を記録し、床や収納の濡れ具合、ポタポタの頻度、水道メーターの動きを残しておくと原因特定がスムーズです。賃貸やマンションでは管理会社や大家へ先に連絡、持ち家は近くの修理業者に相談します。連絡の優先順位は、止水→記録→賃貸なら管理会社→必要に応じて修理業者です。応急処置としてタオルとバケツで受け、電源タップや家電を遠ざけてください。ナットの軽い締め直しやパッキン交換で直るケースもあるため、落ち着いて手順を踏みましょう。
- 最優先は止水栓の閉止と漏れ拡大の抑制
- 写真・動画の記録で原因特定と費用精査がしやすい
- 賃貸は管理会社へ先行連絡、持ち家は修理業者へ
補足として、夜間や休日は割増料金がかかる場合があるため、緊急性と費用を天秤にかけて判断すると安心です。
シャワーホースや排水管の水漏れに気づくサイン
見逃しがちな初期サインを押さえれば、洗面台下から床への水漏れを早期に食い止められます。代表的なのはポタポタ音や収納内の湿り気、カビ臭です。水使用時にだけ濡れるなら排水管やトラップ周り、未使用時も濡れるなら給水側やシャワーホースの可能性が高め。シャワーホースは黒ずみ・硬化・ひびが出たら交換サインで、接続部から伝い漏れしやすい部位です。さらに水道料金の急増は継続漏水の指標になります。点検は、照明を当てて接続部のつなぎ目、ナット、パッキン周辺を確認し、ティッシュで拭いて水滴の付着をチェックするのが有効です。異音やにおい、床の柔らかさなど複数の兆候を合わせて判断すると原因の特定精度が向上します。
| サイン | 想定される原因 | 取るべき初期対応 |
|---|---|---|
| ポタポタ音が続く | ナット緩み、パッキン劣化 | 止水後に軽く締め直し |
| 収納の湿り・カビ臭 | 排水トラップの滲み | 水使用時に目視確認 |
| 未使用時の水溜まり | 給水側の微漏れ | 止水栓閉止と再確認 |
| 水道料金の急増 | 継続漏水 | 記録のうえ相談 |
表のサインに複数該当する場合は、無理をせず専門家へ相談するのが安全です。
床下配管が原因の可能性を高める判断材料
床や収納を拭き取っても未使用時に濡れが再発する、壁内や床下に滲み跡が広がる、またはマンションで階下への漏れが出ている場合は、床下配管や壁内のトラブルを疑います。ポイントは、蛇口を閉めて止水栓も締めた状態で水道メーターの小針が動くかどうか。動くなら給水側の隠れ漏水の可能性が高まります。排水側は、水を流した直後にだけ濡れが進む、排水口周りで異音や逆流が起きるなどが手がかりです。いずれも目視が難しいため、専門調査を早期に検討してください。放置すると洗面台の底板が腐る、周辺の床下構造まで影響する恐れがあり、底板交換費用や洗面台下腐る賃貸での原状回復負担が膨らみます。気づいた時点で記録を取り、管理会社または修理業者に状況を具体的に伝えると対応がスムーズです。
- 未使用時でも濡れるかを確認する
- 壁や床の滲み跡の広がり方を記録する
- 水道メーター小針の動作をチェックする
- 階下からの指摘があれば即連絡する
番号の順に確認すると、原因が配管内部か表面の接続部かを切り分けやすくなります。